展示品紹介

みて、ふれて、かんじて、貝の不思議発見!

貝類館の入口を入ると大きな貝のパネルが歓迎してくれます。
世界のきれいな貝、形の様々な貝などパネル展示され、下には大きなオオシャコガイと小さな貝の砂場があります。貝の多様性を感じ取ってくださいね。
触ってもいいですよ。

海の貝

ホネガイ

 海の貝は最も多く、世界に8万種とも10万種ともいわれ、日本でも8000種生息しています。アサリやアワビ、サザエなどは食用としておなじみです。
 写真の美しい形の貝はホネガイです。魚の骨のように見えるところからその名が付きました。
 房総半島以南で水深10〜50m位の海に住んでいます。肉食性で120度間隔に棘が生えている姿は不思議ですね。

淡水の貝

カワニナ

 川や湖、沼などに住む貝です。日本では約200種生息しています。
 写真の貝はカワニナです。一般的にはホタルの餌として知られています。どこの川でも見られましたが、川の汚染、用水路などの三面コンクリ−ト化などにより住めるところが少なくなり、それに伴ってホタルも減少しました。最近は保護活動が活発になりカワニナもホタルも復活傾向にあります。

陸産の貝

ナミマイマイ

 貝は水のあるところにだけ住んでいると思われるでしょうが、陸に住む貝も日本には約800種生息しています。大きな貝は一般的にカタツムリと呼ばれています。小さい種類では1mmに満たない貝もあり、なかなか見つかりません。
 この貝はナミマイマイです。今までは里の近くでごく普通に見られたカタツムリですが造成工事、下草の減少、農薬の散布など生息条件はきびしく、簡単には見つからなくなりました。

人とのかかわりのある貝

ハマグリの貝合わせ

 貝は古代より、食料として、またお金や 宗教、装飾、遊びの道具として加工され、工夫されてさまざまに使われてきました。
 この写真は貝合わせです。360個のハマグリの内側に金箔を貼り、花鳥や人物など左右対称に絵を描き、平安時代にはお姫様が左右の貝を合わせて遊んだものです。時には殿方も加わったといいます。のんびりとした時代だったのでしょう。
江戸時代にはお嫁入り道具として親から娘に渡されました。



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